行政特集


宮崎の食におけるフードビジネス推進課の「役割」について聞く

前回知事にもお伺いしましたが、改めてフードビジネス推進課とは、どんな組織ですか?
外山さん(以下A),宮崎県は、今年3月に「みやざきフードビジネス振興構想」を策定しました。それに伴い、私たちフードビジネス推進課は、今年4月にできたばかりの新しい課です。
「フードビジネス」とは、「食」に関するあらゆる産業のことを指します。フードビジネスを本県の成長産業として捉え、明確な目標を定めた上で県全体の戦略として総合的に推進します。宮崎の食、市場(経済)、雇用を底上げするため、議論の場を提供し、関係各所をつなぎ調整する役割です。さらに、マーケット・ニーズを理解した取り組み、県外や海外など、新しい市場の開拓も行っていきます。
どんなスタッフで運営されているのですか?
業務を進めていく過程では、本当にたくさんの課、人と連携を図っていくのですが、当課には、現在は男性ばかり、9名のスタッフがおります。関係各所の「御用聞き」的な役割が強いので、県内外を飛び回って、庁内にいないことも多いですね。男性だけではなく、女性の意見も取り入れたいので、民間の女性チームを作ろうかとも動いております。営業や商品開発を担当している方に入っていただき、女性ならではの気付きを反映していければと考えています。
フードビジネス推進課の現状を教えてください。
現在、10のプロジェクトテーマを掲げています。
1.「拡大」プロジェクトとして
①宮崎の食肉、②加工・業務用農水産物、③焼酎
2.「挑戦」プロジェクトとして
①連携と参入による産地力の強化、
②フードビジネスを広げる加工・製造、
③効率的な物流や多様な販売ルート、海外輸出拡大、
④「食」による誘客と地産地消の拡大
3.「イノベーション」プロジェクトとして
①食の安全・安心・健康「日本一」のみやざきづくり、
②「日本一」キャビア産地づくり、
③新技術による先進的な産地・製造
民間の方々・企業とも、これから一緒にどう進めていくかを検討しています。

これらのテーマに具体的な内容を落とし込んで、関係各所の議論を進め、アクションを引き起こすことが我々の仕事でもあるわけですが、その中では必ずと言っていいほど障害物が出てきます。実はこの障害物が見えることが大事なんです。それを取り除くのか、迂回するのか、10年先、20年先の「みやざき」を考えて、議論の中で決断し進めていかなければいけないと思います!
これからの展望を教えてください。
我々はあくまでも黒子的な存在であると認識しています。生産物の背後にある物語や想いを丁寧にひろって伝え、共感してもらい、農家さんにもきちんと利益が出て、県内の雇用を増やしていきたいのです。そして結果的には、私たちが目立つのではなく、私たちがお手伝いした産業、企業などが表に出て注目されたり「あんたたちがいてよかった」と言われた時、私たちの仕事がうまくいっているということになるのではないかな、と個人的に思っています。未来の子ども達に「みやざき」を残して繋いでいく、そのしくみを作らなければいけないと思います。
宮崎県の内外における「食」の橋渡し役として、がんばっていきたいと思います!

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