行政特集


憧れの“みやざき”ふたたび! その「はじまり」について聞く

宮崎市長:戸敷 正

2期目がスタート!宮崎市政にかける想いについて教えて下さい。
1期目では市長就任から、口蹄疫や新燃岳の噴火などの災禍が相次ぎ、農林水産業はもとより、あらゆる産業が影響を受け、宮崎の経済は大きな打撃を受けました。特に風評被害には本当に悩まされました。
さらに国内では、未曽有の東日本大震災をはじめ、集中豪雨や豪雪などによる甚大な被害が発生し、地域のきずなの大切さを再認識させられました。そこで、地域経済の復興・再生に主眼を置き、地域のきずなを深め、市民総力戦で宮崎を元気にする「40万人スクラムプロジェクト」をスタート。今後も『みやざき力』をアップさせ、持続的に成長する「まちづくり」を進めていきたいと考えています。
それにはやはり地域経済の活性化が必要ですね。地域資源を有効に活用する「地産地消」を徹底するとともに、官民で連携しながら、国内外の市場への参入、あるいは交流人口を拡大する「地産外商」を推進します。特に、「地産外商」の取り組みは、いかに宮崎に興味を持ってもらうかが重要になるため、『食』『スポーツ』『神話』『花』といった「宮崎らしさ」を活かし、観光誘客や産業振興を図っていきたいと考えています。
みやざき産の魅力とブランド力向上の必要性について教えて下さい。
近年は、地方にも国際競争力が求められています。また、東九州自動車道が北九州市まで順次開通し、物流・観光に効果が期待される一方で、観光地の競合、都市圏への消費や人口の流出など、地域間競争はますます激しくなります。本市が地域間競争に打ち勝つには、国際的な視野を持ち、資源そのもののブランド力を向上させる、商品としての付加価値を高める等、他との差別化によって、競争力を向上させていく必要があります。
特に宮崎には、連続日本一を獲得した宮崎牛をはじめ、優れた農畜産物が多く、安全性や質の高さにも定評があるため、一昨年から、シンガポールでの物販を支援しています。昨年は、宮崎牛を持ち込むことができ反応も上々でした。ただ「美味しい・安全」を謳うのではなくて、「何が違うのか、どうして美味しいのか」もっと深く掘り下げて『違い』を強く打ち出していくべきと考えています。
具体的な取り組みについて教えて下さい。
平成24年4月に、市内の第一次産業から第三次産業、行政等の長からなる「みやPEC推進機構」を設立し、商品開発や販路拡大、情報発信などを図ってきました。その中で“宮崎が日本酒発祥の地”との一説にちなみ、記紀編さん1300年記念を盛り上げようと、発泡清酒「はじまり」や甘酒「一夜酒」のプロデュースに取り組みました。昨年3月に3000本を製造、今年はパッケージもバージョンアップしまして、3月から昨年の2倍の6000本の発売を開始しています。
この「はじまり」は微発泡で、すごく飲みやすいんですよ!女性にも大変人気です。ネーミングも素晴らしいですし、スパークリングワインのように、いろいろなシーンで乾杯に使っていただいたり、食前酒として飲んでいただくなど、皆さんの日常に浸透していくと嬉しいですね。祝いの席、特に門出には持ってこいだと思います!
また、特産の日向夏の知名度向上と消費拡大を図るため、道の駅フェニックス、宮崎県農協果汁と協力して新商品「日向夏ソフトクリーム」を開発。現在好評発売中です。 さらに宮崎市漁業協同組合 青島漁港では今月、鱧の加工場・直売所が大規模リニューアルされます!京料理で有名な鱧ですが、宮崎で多く獲れることは、まだあまり知られていません。生産ラインを充実させ、製品化にも力を入れることで地元食材としての発信にも力を入れていきたいですね。 来訪者が増えるスポーツイベント等と宮崎の食をうまく絡めて、もっと内外の方に食べていただく機会を増やしPRしていきたいと思います。
そして昨年、宮崎の食材の魅力を広く全国に発信し、販路と消費の拡大を図る「みやざき食の魅力発信プロジェクト」を始動。首都圏で活躍する宮崎出身のシェフグループ「宮崎シェフズクラブ」と協力しながら「シェフサミット」を開催する等、宮崎の食材を楽しむことができる様々なフェアを開催しました。このようなイベントはぜひ年中行事にしていきたいと思っています。
今後の展開・展望についてお聞かせください。

みやPEC推進機構を法人化しまして、構成団体相互のさらなる連携強化を図り、主体的かつスピード感をもって取り組んでいきます。
宮崎市域で生産から加工販売までを完結する「宮崎市版6次産業化」を推進し、農商工連携、6次産業化の取り組みにより、農林水産物をはじめとした豊かな地域資源の有効活用と、構成団体間の情報交換から、ニーズに合わせたコーディネートを行い、商品開発にまでつなげていきたい。
そして「みやざき食の魅力発信プロジェクト」の推進に関しても、地産地消、地産外消(商)の裾野を広げるために、料理人とのコラボによる食材の消費拡大や、流通体制の改善にも精力的に取り組んでいきたいと思います。

一昔前、宮崎は皆が行きたい憧れの地でした。近年はJリーグやプロ野球のキャンプ、オープン戦、男女のプロゴルフ大会などがあり、多くのスポーツファンにとっても行きたい場所になりつつあります。これがスポーツファンのみならず、誰にとっても住みやすく誇りに思ってもらえる、誰もが行きたいと憧れるような、そんな“みやざき”にしたい! そう思っています。

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