空飛ぶフードアナリストの青空(sora)から

蔵や代表 河原真友子

横浜生まれ。
美味しいものが好き。食べることが好き。飲むのも好き。人に伝えることが好き。散歩が好き。旅が好き。本が好き。神話が好き。書く事が好き…。
たくさんの好きが集まってフードアナリストという仕事になりました。
空飛ぶフードアナリストとして、宮崎と横浜を行ったり来たり。2015年春、宮崎 食と農の県民会議 食育ティーチャー、宮崎応援隊に任命され、また蔵や代表として、宮崎の美味しいもの、素晴らしいものを発信中。毎月食に関わるセミナーや大人の食育講座『食の文化サロン』を開催し、好評を得ています。

新しい宮崎を育てるお手伝い

2015年10月19日から23日までの一週間。

宮崎で初めての『味覚の授業』を実施いたしました。

味覚の授業とは、フランスパリで、1990年10月15日、

ジャーナリストで料理評論家のジャン=リュック・プティルノー氏とパリのシェフたちが一緒になり、

「味覚の一日」を開催したことに始まります。(味覚の一週間HPより)

それからフランス全土に広がった活動です。

そして5年前、日本でも始まりました。

味覚の一週間の中の一つ。

味覚の授業!

私が知ったのは一年前。

フードアナリストの先輩方からお話を聞き、参加したのです。

神奈川県川崎市の小学校4年生、3クラスを担当しました。

その時の児童の皆さんの変化、食に対する興味が溢れてくるのを目の当たりにし、

これは是非、宮崎でも実施したいと強く心に決めました。

それから1年。

『みやざきの食と農を考える会』の県での食育ティーチャーとして、実施する運びとなりました。

講師は、NY HAKATA tonton ・宮崎 燈みやび レストランオーナーシェフの ヒミ・オカジマ氏。

快く引き受けてくださいました。

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実施したのは、宮崎県内5校。

家庭科室で。

ヒミ・オカジマ先生のNYのお話から、特別授業が開始。

緊張気味の児童のみなさん。NYはどこの国か。どんな人が働いているのか。

どんな言葉を話すのか。

『あなたにとって食事とは?』

これがオカジマ先生の第1問。

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今まで聞かれたことのなかったこの質問に戸惑いながらも、ペアになって必死で考えていました。

『生きていくために必要なこと』

『大きくなるために・栄養を取るために必要なこと』などの意見が。

第2問は 『あなたにとって味覚とは?』

これも難問です。

『食べる時の楽しみ』

『家族で食べる時にこれがなかったら楽しくない』

などなど楽しみだという意見が多数。

『では味覚はどんなものがあるでしょうか?』との問いに

『甘すっぱい』『甘い』『辛い』『甘辛い』『苦い』『酸っぱい』『しょっぱい』…。

少数派意見では、『しぶい』『濃ゆい』『薄い』など。

面白いなと思ったのが、どの学校でも共通に最初の方にでてくる味覚。

『甘すっぱい』。

首都圏ではなかなか出てこないキーワード。やはり甘すっぱいメニューが、よく食べられているのかな?

チキン南蛮かな?と私にとって面白い発見でした。

『甘辛い』は醤油。これも宮崎ならではですね。

いざ体験

ここから実際に体験します。

まずはグミを右手に左手は鼻をつまんで、実食。

鼻をつまんで4、5回噛んでから、オカジマ先生の指示で一斉に鼻から手を離す。

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わぁぁぁっという歓声が。

味覚は口だけで味わうものじゃないんだと実感。

このころから、児童の表情は緊張感が溶けすっかりオカジマ先生の世界に引き込まれます。

それから塩・砂糖・酢と順々に試食。

最後にビターチョコを。

チョコが甘いという先入観からだんだんに苦味を感じる体験では、

クルクル変わる表情で楽しい体験をしているんだなと実感しました。

試食の際にも、今、どこで甘いと感じたのか、舌の先なのか、真ん中なのか、奥なのかを考えさせる。

すると神妙に味わって、食べるということに興味が沸いてきたようです。

オカジマ先生は、これからも食べるということに興味をもって、

どんな味なのか?

好きな味はどうして好きなのか?嫌いでもいいから、どうして嫌いなのか?を考えていってほしいとのメッセージ。

2校では、調理実習も。

メニューは“ラタトゥイユ”。フランス料理です。

ズッキーニ・茄子・ピーマン・赤パプリカ・黄パプリカ・トマト・ベーコン・玉ねぎをみじん切りにして、

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にんにく・ローリエとオリーブオイルで煮込む。

10分で完成。フランスパンにのせて実食です。

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トマトが嫌いで触るのも嫌だった子供も、ピーマン大っ嫌いって言ってた子供も

美味しい美味しいと言って食べました。

この野菜もベーコンも宮崎産。

味覚の授業を通して

美しい海から美味しい魚が、

豊かな山から、鶏が豚が牛が、

川からは美味しい水が。

こんな素晴らしい食物が採れるところはなかなかありません。

この環境をこれからの宝物にし、大事にして欲しい。

いつもは当たり前のように食べている野菜や肉類、果物が

こんなに豊富に採れる宮崎がどんなに素晴らしいかを感謝して欲しい。

とこの味覚の授業で感じていて頂ければ。

一回ずつの食事を家族で大切に、楽しい会話で、味わう喜びを

一人でも多くの子供たちに届けたい。

長田小

来年は是非、もっとこの活動が広がればと思います。

心は今日も青空です。

 

 

 

 

 

 

 

 

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更新日時:2015.11.02(月) 06:21:27

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