日向の平兵衛酢
日向の平兵衛酢。
宮崎の方々ならみなさんご存知でしょう。
横浜生まれの私は全く知りませんでした。
私が平兵衛酢と出会ったのは、宮崎に来てすぐ。
名前が気に入ったのと、何と言っても爽やかな酸味。
ここで平兵衛酢の由来…。
江戸時代後期(1830年~1843年ごろ)
西川内の長曽我部平兵衛が、山中に自生する木酢(きず)を発見。
それを平兵衛さんが自宅に持ち帰り、栽培。
見つけた平兵衛さんの名前を付けた柑橘です。
すだちより大きくカボスより小さい。
種がなく(少ない)皮が薄く果汁がたくさん採れることが特徴。
爽やかな酸味はほかの柑橘とは一線を画します。
こんな柑橘は他にないのではないでしょうか。
平兵衛酢に魅せられた私はすぐ生産者を探し、出会ったのは成合さん。
現場を見せていただき、無農薬で栽培されていることを知りました。
作物を無農薬で栽培するのは大変なことです。
でも私たち消費者はできれば、安全なものを求めています。
成合さんの平兵衛酢は、皮まで利用することができ、
柚子胡椒ならぬ、へべす胡椒を作りました!
自分でつくったへべす胡椒は格別な味わいです。
その後横浜でも2回開催し、初めてへべすを味わう方々にも好評でした。
少しだけですが、FM横浜の有名DJ藤田君にも運よく味わっていただくことができました!
今年もすでに開催が決まっております。
そして素晴らしいことに今年、成合さんが平兵衛酢で有機JASを取得。
有機JASとは…
有機JASマークは、太陽と雲と植物をイメージしたマークです。
農薬や化学肥料などの化学物質に頼らないで、
自然界の力で生産された食品を表しており、
農産物、加工食品、飼料及び畜産物に付けられています。(農林水産省HPより)
消費者としては判断材料の一つとなりますね。
宮崎以外の人々にとっては、へべすは大変新鮮に映ります。
へべすの味は、何にも邪魔しないし何にでも相性が良いです。
例えば加工商品にするのでも、アイディアもたくさん広がります。
地域活性化にも一役買うのではないかと思います。
宮崎の方には当たり前でも、
他県からみたらとても魅力的な商品が
まだまだたくさん宮崎には埋もれているのではないでしょうか?
私ももっともっと発掘して、東京・横浜に紹介していきたいと考えています。
来月9月には『平兵衛酢ナイト』を東京・中目黒と横浜・大倉山にて2回開催いたします。
前述の生産者 成合さんもいらっしゃいます。
その様子はまたこちらでご紹介できたらと思います。
宮崎は宝の山。
明日も素敵な出会いを青空に願って!