2017年 水無月
2017年も早いものでもう半分が終わります。
時が経つのは本当に早い、と実感しています。
6月10日は時の記念日でした。
日本書記の記録から、日本最初の時計の鐘が鳴った日とのこと。
時間は大切にしたいものです。
私が日々大切にしていることの一つに「一期一会」があります。
一期一会とは
茶会に臨む際には、その機会は一生に一度のものと心得て、
主客ともに互いに誠意を尽くせ、の意〕 一生に一度だけ出る茶の湯の会。
〔千利休の弟子宗二の「山上宗二記」にある「一期に一度の会」とあることによる〕
(大辞林より)
茶道からきたこの言葉。
おもてなしの心のひとつでもあります。
東京オリンピックの招致の際に話題になった言葉。
ではおもてなしって何だろう?
おもてなしにはいくつか由来があります。
一つ目は「お客様をもてなす」のもてなす。
“モノを持って成し遂げる”が語源と言われていて、
お客様に対応する扱いや待遇のことです。
そしてこのモノとは、目に見えるものと見えないもの2つを指します。
もう一つは「表裏なし」
おもてうらなしからおもてなし、となったということで
表裏ない心でお客様を迎えようということです。
そんなおもてなしを受けたら、私たちはどうするでしょうか?
「ありがとう」と感謝の気持ちを心から伝えているでしょうか?
ありがとうは漢字で書くと
有難う
有ることが難しいということです。
“貴重だ”とか“滅多にない”という言葉が語源。
あって当たり前、してもらって当たり前、ということでなく
本当にありがとうと相手に伝えていくことで
お互いのおもてなしが完成するのではないでしょうか?
日本には素敵な言葉がたくさんあります。
毎日使うからこそ、素敵な言葉をたくさん使おう!
今年残り半分。
そうすることで自分自身も心穏やかに、
素敵な大人として日々大切に過ごしたいと思います。
梅雨空だけど
心はいつも青空で。