「私らしく生きる場所」

小畑佳奈子

2011年、宮崎の気候、人柄、食べ物の美味しさに惚れ込み移住。
マクロビオティックとの出会いをきっかけに、調理師免許を取得し料理講師として活動開始。
自身の心と体の変化をもとに「伝える」ことの重要性を感じ、宮崎の若手農家さんと一緒に、野菜の美味しさ・素晴らしさ・活用法を伝える活動に取り組んでいる。
「ナチュラルライフセラピーRian」も運営中。

香り高い原木舞茸

原木舞茸を始めて口にした。

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私はキノコが大好きで、いつも大量に買う。その日のうちに使いきれない時は、天日干しにしたり冷凍したりと、とにかくキノコは切らさない。炒め物やみそ汁などなんにでもキノコを入れる。もちろん舞茸も好きで、良く購入するがそれは菌床舞茸。まさか、原木舞茸が宮崎で栽培されているなんて思いもしていなかった。そんな私が原木舞茸に出逢ってしまった。

宮崎では、原木椎茸の栽培がさかんなので、生椎茸も原木栽培のモノが手に入りやすい。普段、使っているのは原木乾椎茸。出汁にはもちろん、戻した椎茸も料理に大活躍している。原木椎茸の味を知ると、もう菌床椎茸には戻れない…。それ位原木栽培のモノは味が違う。その違いを知っている私にとって「原木舞茸」と耳にした瞬間、「食べたい!!!!」と思うのは当然のことだった。

原木舞茸を栽培しているのは宮崎県美郷町(旧南郷村)渡川(どがわ)地区渡川山村商店さん。代表の今西さんがFacebookで「街市で販売します!」と投稿されていたのを見た時にすぐさま「欲しい~!」と書き込んだ。が、しかし…その販売される日は私は仕事で行けない。涙を飲んで諦めようかと思ったが、今西さんのご厚意で販売日の前日に街中で待ち合わせして購入させてもらえる事になった。車のトランクに積まれた大量の舞茸たち。香りが、香りが凄い!!中には1kgの大きさのモノまである。私の顔よりも大きい。流石に1㎏は「食べきる事は出来ないと思いますよ。」との今西さんのアドバイスから、260gの物を購入(1枚目の写真)。どんな料理にしようかとワクワクしながら帰宅した。

この原木舞茸、とんでもない程の手間ひまをかけられて育てられている。栽培過程のブログはコチラ → クリック。これを読んだだけでも、どれだけ大変なのか…。1年間で、9月下旬~10月上旬の約2~3週の期間しか採れない原木舞茸。とても貴重で有難いキノコ。その香りは部屋に一株あるだけで、部屋中が舞茸の香り。そしてその歯ごたえは、今まで食べた舞茸は舞茸ではない!と思わせるほどのシャキシャキとした食感。これが本物の舞茸なのか…。シンプルにフライパンで炒めて塩をふりかけるだけで、もうそれだけで美味しい。食材の持つ力に素直に感動した。

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シンプルに天ぷらも美味しい。和風の料理にはもちろん合う。が、あえてパスタの具にしてみた。舞茸だけを先にソテーして軽く醤油で味付け。具にはトマトと秋茄子と冷蔵庫に常備してある塩麹キノコを入れた。最後のトッピングにソテーした舞茸を乗せて。これが本当に幸せの味。日本人でいて良かった。宮崎に住んでいて良かった。心から思える瞬間だった。こんなに美味しい食材を、心を込めて、手間暇をかけて栽培してくれる方がいる事に本当に感謝するばかりだ。全国的に見れば田舎である宮崎とはいえ、街中で暮らす私の手元に原木舞茸がやってくるなんて「有る事が難しい」。本当に有難い。

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更新日時:2015.10.05(月) 12:59:03

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