食旅スポット

旧黒荷田小学校から少し日南市内方面に進んだところにある、小さなお店。ここは、気さくな店主　河野ツマエさんの生家。河野さんは料理が大好きで、年中無休一人で店を切り盛りしています。名物かにまき汁を始め河野さん手づくりの佃煮や生節がたっぷり入った味噌、ご主人が毎日打つ手打ちのそばやうどん、など手間ひまかけた丁寧な食が沢山ある黒荷田茶屋。
近所の人も食材を買いに訪れます。

北郷名物 『かにまき汁』

カニの出汁と味噌の味が上品にマッチした、風味豊かでほんのり甘く、ふんわりとした食感のかにまき汁は、海のカニと同等かそれ以上にカニの風味を楽しめます。
材料は、近くの清流広瀬川に生息する「山太郎がに」と味噌のみ。機械で作る店も多い中、河野さんは「このやり方のほうが美味しいから」と全行程を手作業で行います。作り方は、カニの甲羅を取り外してカニをきれいに洗い、石臼に入れてきねで潰し、味噌を加えて更につく。大体1キロのカニをすり潰すのに20分はかかるそうです。そうして練り上げたかにまき汁の元は即冷凍庫へ。注文が入るたびに解凍し、割水をして一度煮立てます。注文から提供までに10分程時間がかかる為、電話での事前注文が確実（かにまき汁500円、かにまき汁定食800円）。持ち帰り用の販売もあり。

県道沿いにある「ムカデノリ」というのぼりの立つ、小さな製造所兼直売所。ムカデノリは、キリンサイという海藻を煮詰めて固めたあと、みそ漬けにしたもので、プリプリとした食感が特徴です。つるっと食べられて、ところてんとコンニャクの中間のような柔らかさです。
ながともやでは、ムカデノリを始め、手づくりの寄せ豆腐や揚げ身（飫肥の天ぷらともいう。魚のすり身を揚げたもの）なども製造・販売。また、ながともやでは「お味噌の味でムカデノリの味も違う」ため、使う味噌にもこだわりがあります。そして味が馴染むように、しっかり2週間ほどみそ漬け。一包み350円。最近では6包み入り、10包み入りの贈答用の注文も（要　事前予約）。

標高469ｍの花立山に広がる眺めの良い広い公園。例年3月末〜4月に満開を迎える宮崎県内有数の一万本の桜を始め、ツツジ、アジサイ、彼岸花、紅葉、など年中彩り豊かな公園。頂上からは360°の景色が楽しめ、東の方角には日向灘も見えます。また花立山は、文化庁『歴史の道百選』にも選ばれている『飫肥街道』も通っており、今でもその跡を散策することが出来ます。江戸時代の参勤交代の際には飫肥の殿様もここを通って江戸へ向かったなど、交通の要所としても重要なところでした。

猪野八重渓谷から車で約10分。広瀬川沿いにあるコテージが中心のキャンプ場。6人用コテージが主で、コテージのお風呂は天然温泉。整った設備と静かな環境にも関わらず、年中1泊 13,000～15,000円　10棟（定員6名）とお手頃価格で借りられるとあって、ファミリーや登山客を中心に大人気。平日は比較的予約が取りやすい。公園には子どもたちが喜ぶ遊具施設や、テニスコートなどもあります。
予約は4ヶ月前から。電話かFAXで受け付けます。
蜂之巣コテージの利用・予約について

予約を受けてから作る飫肥杉製ハンドバック。一つ一つ手作業で作り上げる。北郷町で森林セラピーなどに取り組むNPO法人ごんはる代表　姫野さんが発案し、現形までに2年の歳月をかけて開発したもの。
飫肥杉(おびすぎ)は宮崎県日南市特産の杉で、浮力が大きい（軽い）ため船の材料として珍重された歴史があります。飫肥杉材の特製は、耐久性が強く、弾力性があり曲げやすい。また粘り気が強く、強い衝撃を受けても材が欠けたり裂けたりしにくい。手に取ると、木製とは思えない軽さに驚きます（サイズにより、500g〜850g前後）。バックの取手は、鳥獣駆除皮（宮崎県えびの産）の鹿の皮を利用。
また、同素材を使ったランプシェードもあります。
注文： ごんはるネットショップ
運営者： 特定非営利活動法人ごんはる