食旅スポット

丼から立ち上る甘い香り。丼を覆う伊勢海老をよけてまずはご飯をいただきます。伊勢海老の甘みと味噌の旨味がお米の一粒一粒に染み込み、まるで伊勢海老を丸ごと食べているような味わいに驚きます。
「ずし」とは伊勢海老の炊き込み御飯のことで、ここ日南市宮浦発祥の郷土料理。メジナやタカノハダイなどの瀬魚を炊いて漉した出汁に醤油、砂糖、米、割ったイセエビを丸ごと入れて炊き上げます。人が集まるときやお祝い事などハレの料理として口承で受け継がれてきました。
元は南九州らしい甘辛い濃い味付けですが、大海では魚介の旨みを味わえる「ずし」に改良し県外客にも好評。ムラサキウニやアサヒガニなど地元で水揚げされるうまいものを次々にプロデュースする大海。大人気の海鮮丼や刺身定食に加え、地どれの魚介を味わう料理としてとして、「ずし」も定着しつつあります。

鵜戸神宮の海岸参道沿いにある民宿＆お食事処。目の前の鵜戸漁港で水揚げされた新鮮な魚介類と、奥さんの実家から届く地産の野菜を使った料理。
旬の鮮魚をいただく「おさしみ定食」では、地どれの魚４〜５種盛り合わせに、ごはん、魚のあら汁、やさしい味付けの酢の物や煮物など季節の野菜を使った副菜まで充実した内容。魚はもちろん野菜もバランス良く取りたい人にお勧めです。
困っていると伊勢海老の足の身の取り方のコツを教えてくれたり、魚の名前を教えてくれたり、気さくな店主やスタッフの心配りも嬉しいお店です。立地柄外国からのお客さんも多く、みんなでリラックス。
外には海と港を見下ろすガーデン席もあります。伊勢海老や魚の塩焼き、サザエのつぼ焼きなど、潮風に当たりながら海鮮バーベキューも気持ち良さそう。

2015年12月開店。鵜戸神宮の石階段八丁坂参道を少し登ったところにある眺めのよいカフェ。長年シャッターが下りたままだった旧食堂をリニューアルし、参拝の足を休める茶屋にしました。スイーツ、ドリンク、軽食メニューが豊富。
鵜戸神宮や宮崎に来た人たちの期待に応えるべく、「宮崎に来たら食べたい」「鵜戸神宮ならでは」の新メニューも次々登場。今年の夏には宮崎名物「肉巻きおにぎり」もメニュー入り、予想通りの人気を見せているようです。
スイーツのお勧めは日南出身スイーツコンシェルジュが作る御神水に新鮮な牛乳とたっぷりの生クリームで作る「おちちぷりん」。さらりとした優しい甘さにほっとするプリンでUDO CAFÉ　限定販売（テイクアウト可）。また、「おちちあいす」や「おちちあいすコーヒー」「おちちあめ」など鵜戸神宮御神水の入ったスイーツも多数。
店舗前のベンチ席と店舗横のオープンテラス席があり、オーシャンビューの景色を眺めながら、時間を気にせずゆったりとしたひと時をどうぞ。

日南海岸沿いにあるLC香りカフェは、旧潮小学校の校舎の中、潮の杜の一室にあるカフェ併設の精油工房。室内は蒸留中の植物や柑橘の香りに満たされ、山の中にいるような清々しさです。
お勧めは日之影町産の柚子オイルや県北産のヘベスオイル。弾けるような爽やかな香りがすっと身体の中に入っていきます。原料には無農薬や減農薬のものを使い、蒸留法により時間をかけて精油を作っていくのもこだわり。そうして抽出した精油は石鹸やミスト、芳香剤、美容オイル、香水、等に加工して販売。金柑や生姜、日向夏、だいだい、甘夏、ハーブオイル等もあります。
カフェスペースでは、アロマオイルのように体に優しいスイーツやコーヒー、ドリンクなどの軽食もいただけます。日向夏オイルの入ったソフトクリームやクッキーなどもあり食べてみたいものが沢山。ランチは要予約。お一人様も多いと聞いて納得。植物の力で身も心もリフレッシュしてみませんか。

宮崎のチョウザメ養殖をリードする日南チョウザメ養殖場（株）。数年かけてアンケートや試作改良を重ねているチョウザメ加工品。一番人気がこのジャーキー。
キャビアの親チョウザメは「エンペラーフィッシュ（皇帝魚）」とも呼ばれコラーゲンなど栄養豊富な高級魚。そんなチョウザメを食べやすいサイズに切って自然乾燥し、桜の木チップで時間をかけて燻製にしたジャーキーができました。
上品なチョウザメの魚肉はクセも少なく、噛むほどに味がでて、スモークが良く合います。ワインやブランデーなどお酒のおつまみにもお勧め。化学調味料や保存料などは一切使っておらず、後味も良好です。
現在宮崎空港を中心に土産物として人気のジャーキー。宮崎の焼酎やワインにあわせていただいても美味しそうです。

★販売店舗★

宮崎空港、宮崎観光ホテル、山形屋（宮崎市、日南市）、
in SEASON DESIGN & FOOD（日南市）他