田鹿の「日南」海幸山幸自慢

佐村河内氏の一連の騒動を、「食」のマーケティング的に見てみた。~後編~

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佐村河内氏の一連の騒動を、「食」のマーケティング的に見てみた。~後編~田鹿の「日南」海幸山幸自慢

よく、品質の均一化、安定供給の担保ができないから日本の農家は厳しい、という意見がありますが、それは組む相手を間違ってるからです。イオンやセブンなどの大手流通は毎日全国の店舗に何百、何千万人のお客さんが来てくれ、その人達に安定して均一化した商品を届けることを優先します。そして大量の出口を持っているからこそ、価格決定権を持っています。商品を大量に持っている農協や経済連などであれば、彼らと交渉もできますが、一人の生産者が彼らと対等に交渉するのは至難の技です。

 
さらに、大手流通チェーンのお客さんは購買決定において「価格」が相対的に大きな要素をしめるので、大量生産品や安い人件費を武器に作られた商品相手には苦戦を強いられるわけです。実際、みかんジャムをディスカウントストアで売られてるキューピーのものと、日南のみかん農家が作った手作りジャムとを比べると、値段は3倍も4倍も違ってきます。それもそのはずで、使われているミカンの質、量が圧倒的に違うこと、防腐剤などの添加物を使ってないためなのですが、これだけ価格差が出てしまうものはディスカウントストアでは売れないでしょう。そもそも、パートナーとして組む相手が違うわけです。

 
価格、安定供給の面ではいち生産者は大手流通チェーンに並ぶ商品には勝てません。その他の部分で勝負をしなければいけないのです。ですので、その商品+αの「他の部分」で勝てる舞台を選ばなければなりません。マーケティングに重要な4つPという言葉があってProduct(商品)・Price(価格)・Promotion(広告)・Place(販売チャネル)、がマーケティングには大切だと言われています。地域産品の販売戦略においてPrice(価格)やPromotion(広告宣伝)では不利になってしまう分、Place(販売チャネル)はとっても重要になるわけです。

更新日時:2014.03.04(火) 13:00:48

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