ちいさなこだわり~食・旅・短歌~

渡邉円

1982年串間市生まれ。
ある日短歌と出会い帰郷。
美味しい食べ物に囲まれて、宮崎ライフを満喫中。
「都井岬短歌大会」「歌垣」など宮崎県内で短歌イベントを開催。

日々のあれこれ

久しぶりに串間の実家に帰りました。

宮崎駅から串間駅まで行ける電車は一本前に終わってしまったので、南郷駅まで母に迎えに来てもらいました。南郷から家まで1時間の夜のドライブ。久しぶりに握るハンドルは、軽いなぁ。景色がびゅんびゅん過ぎてゆく。そしてもちろん辺りは真っ暗。

 

 

 

 

 

 

故郷で過ごす時間は、いつもあっという間。

仕事から帰って、ちいさな台所でつくるパスタ。自由を堪能してるなぁって味がします。

 

【家を出る理由ばかりを考えて伸びてしまった爪をつみつつ】渡邊 円

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更新日時:2014.10.25(土) 23:55:01

宮崎の台所 2.夢はシェアハウス。移住して6年目のナポリタン。

〈台所主〉34歳/男性(主夫)、妻(31歳:社会福祉士)、長女(5歳)、長男(3歳)の4人暮らし

埼玉出身の彼が、後に奥さまとなる彼女と出会ったのは横浜の街。大学生だった彼女の実家が宮崎だった。

一年間の同棲を経て、一人っ子の彼女はお母さんの介護をするため宮崎に帰郷した。遠距離になってしまったけれど、それから約一年間、彼は4回も宮崎に足を運んだのだった。

ちょうど同じころ、彼女の祖母がふたり立て続けに亡くなってしまったのだが、彼は二人のおばあちゃんと「彼女と結婚してね」と約束を交わしていた。

仕事も生活もイチから始めることになる。

躊躇がなかった訳ではないが、「彼女が“宮崎から動かない!”って言い張ったから…」。だったら俺が行くしかない。

 

宮崎の印象は、

・空がひろい

・人がやさしい

・時間がゆっくりながれる

それ以外にも、家賃が安い、駐車場代が安い、物価が安い、公共料金が安い(笑)と、ベタ褒め。

そして何より野菜が美味しい!特に綾の野菜が気に入っている。ピーマンに水菜にホウレン草。しゃきしゃきしてて、鮮度がいい!と、これまたベタ褒め。

 

マイナス面は、

「-----------------うん。競争心がないところ、かなぁ。それもいい面とも言えるかぁ」

特に思いつかない様子。

「あ!あった、暑すぎ!あと、冬が短い!って、あれ?これもいい面かなぁ」

と、どこまでも宮崎に好印象の彼。

アルバイトがある日は、忙しい。

最近近所のカレー屋さんにスカウトされて、人生初の接客業を楽しんでいる。アルバイトの合間に、子どもの送り迎えや買い物や掃除や洗濯。息つく暇もない。煙草もお酒もやらないけれど、大粒のミントが最近気に入っていてポケットに忍ばせている。パッケージもオシャレだし、辛さもマイルドでなにしろ大粒だから長持ちする。嗜好品との正しい付き合い方を、彼から学んだ気がする。

休日は、子どもと遊んで過す。

旅が好きで、結婚前にはよくふたりで国内の温泉に足を運んでいたそう。家族の本棚には、子どもの絵本、料理本、インテリア本に加えて旅本が幅を占めている。

生活は、子どもが生まれてから“劇的に変わった”という。

「そうそう、最近6年越しの新婚旅行に行ったんだ!沖縄!楽しかった~」と言いながら、わたしたち(本日は彼の依頼で、ある空地の草刈りを手伝ったのだけど、お昼もケーキもDVD鑑賞まで堪能してしまって!取材までさせていただいて!申し訳ないような…こちらがありがとうございます!と言って別れる。そんな彼なのです。)に、家族写真を見せてくれる。ちゃんと整理された家族写真。いいなぁ。

目の前の人には、いいなと思った気持ちを正直に伝えようと常々思っているので「ステキですね!ほんとに、いいと思います!最高です!」と言うと「だって、決めたから」と言う彼。やりたいことをすると決めた、明るく幸せであると決めたのだ。

得意料理はナポリタン。

男の料理らしからず主夫の料理は、冷蔵庫にあったもんでちゃちゃっと作られる。ナポリタンは子どもがよく食べてくれるのだそう。

「多分、トマトが好きなんじゃないかなーー。いっぱい食べてくれたら嬉しいよね」

うん。嬉しい!本日集ったお友達曰く「ナポリタンは安定の味」なのだそう。ちゃんと毎回レシピを見ながらつくるナポリタンは、お父さんの味。きっと、ずっと子どもたちの記憶に残るのだろうな。

そんな彼の夢は、皆が集まれる場所を作ること。「集まる場所」ではなくて「集まれる場所」というのが、彼らしいなーと思う。彼の親友のイケメンシェアハウスオーナーと、週3ペースで夢を語り合う日々。彼らは、どこへ向かうのだろうか。間違いなく言えるのは、毎日楽しんで暮らしていて、幸せに見えるしきっと自分たちもそう思っているということ。

「こないだもね、シェアハウスで出会った人にね、包丁研いでもらったんだ!野菜が新鮮だからさー、包丁の重さだけで切れちゃうんだよね」そんなこと言いながら、平日の真昼間に台所に立つ彼。次の春には、5人目の家族が増える。

 

いいなーいーなーと思いながら、いいなにつながる相聞歌を今日は詠んで…寝ます_(._.)_

【おやすみと我が言うまで向き合いてながい電話をくるる日のあり】渡邊 円

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更新日時:2014.10.07(火) 20:40:26

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