

宮崎市堀川町のマクロビオティックスイーツの専門店「Sweet mocomoco」スイートモコモコ主宰。
卵・乳製品・白砂糖を使わない、カラダにうれしい素材で作るお菓子教室やマクロビオティック料理教室を定期的に開催。
その他、商品開発や、レシピの企画、制作、監修など多岐にわたって活動中。
正しい「りぼん結び」を最近になって知りました。
裏表がないりぼんを結ぶときの結び方、表がある場合の結び方で、りぼん結びも変わります。
そういえば、りぼん結びや包み方というのは、学校で教えてもらいませんよね?
「包」という文字は実は象形文字で、「お母さんのお腹にいる赤ちゃん」という形を文字にしたものなんです。だから「おくるみ」は、「お包み」と書くのですね。
包装は元は折形と言い、日本で最初のこの折形の本が記されたのは、1764年。伊勢貞丈が記した「包之記」です。
これ以前は厳しく秘伝、口伝として守られていたと言いますので、書物ではなくてもそれ以前から包む文化はあったのです。
物品やお金を包むやり方は、そのものが何であるかがわかるようになっていて、それが相手を思い、敬う心でもありました。
室町時代に将軍家が礼法を制定したときすでに伊勢家には何十種類もの方式があったそうですが、その頃、和紙は大変貴重なもので、将軍家などの最高級階層しかおこなわれませんでした。江戸時代になって一般庶民にもこれが普及したとあります。
「大事なものを包むということは、誠意が伝わり、絆を深めてくれます。」
そう話してくれるのは、
日本フラワーデザイナー協会公認校コスモフラワーデザインスクールを主宰されており、ラッピングコーディネーターでもある阿部泰子先生。
阿部先生に出会って、「包む」ことに対する意識が、変わりました。
この日は、お祝いの気持ちを表すために斜め包み、いわゆるデパート包みというのを教えていただきました。
まずは、包むものの大きさに合わせて紙をカッターで切ります。
「カッターを使うときも人に向けないよう手前に切っていきます。刃をぎりぎりまで出してしならせながら切るときれいに切れます。」
カッターの使い方なんて考えたことありませんでしたが、確かにしならせて切っていくときれいに切れます。
これは、グラノーラを包んでいるのですが、ポケット状になっている部分が、上になります。
お祝いのときは、そこから今以上の幸せが入ってくるように、弔事のときには、悲しみが下から流れていくように包みます。
これにりぼんをかければ、完成です。
残った紙切れも、封筒や、小さいサイズの袋になるので、取っておいて時間のあるときに作ります。
使う道具は、ハサミ、カッター、両面テープ、テープのり。あとは、好きな箱や包装紙、りぼん(紐)を選ぶだけです。
簡易包装が増え、シンプルなラッピングもよく見かけるようになりましたが、お祝いの気持ちや悲しみの気持ち、敬う気持ち、感謝の気持ち、いろんな気持ちを伝えてくれるこの日本の伝統的な「包む」という文化は、改めて素晴らしいということに気づかされました。
阿部先生は、自宅やカリーノのキッチンスタジオで教室も開催されています。
http://www.cosmos-87.com
もうすぐバレンタイン。
今年は、ラッピングも楽しくなりそうです。
更新日時:2017.01.31(火) 16:39:38
秋が終わり、冬の手仕事といえば、日向夏ピールやゆずジャム、それにシュトーレンを作るための洋酒漬けドライフルーツを仕込んだりと、クリスマスが過ぎて、お正月を迎えるまでは気が抜けない。
宮崎は柑橘の宝庫なので、ゆずや日向夏、へべすが、この季節になると市場にもたくさん並ぶし、庭になってるのでと、いただいたりすることも多い。
ゆずみそにゆずこしょうに、ポン酢に、ジャムに…
作りたいものは、いっぱいあるけどなかなか作るまでに至らず、冷蔵庫に入ったまま、気づいたときにはスカスカになり、傷んでいた…てこともよくあるある。。
一度にたくさん作ろうとするから気合がいるのねと、少ない量で作ってみることに。
ゆず12個は、半分に切って実をくり抜き、皮は4等分にして白い部分を包丁で削ぎ取る。それを2cmぐらいの千切りにして、一度ゆでこぼし、ふさは綿と種を取り除く。種は、化粧水にするため、捨てずに取っておく。
これが、思いの外、時間がかかる。老後にしたい手仕事ナンバーワンかもしれない(笑)
鍋に、ふさとゆでこぼした皮を入れて、お水とビートグラニュー糖を入れてことこと
一晩おいて、ビートグラニュー糖を加え、ことこと… さらにてん菜糖を入れて、とろみがつくまでことこと煮たらゆずジャムの出来上がり。
へべすはゆずに比べると種が少なく、皮も薄いので、皮ごと薄い回し切りにして、そのままお鍋で煮るだけで、ヘベスピューレの出来上がり。砂糖を加えない場合は、小分けにして冷凍庫へ。
ケーキに混ぜ込んだり、オリーブオイルと合わせてドレッシングにしたり、使い道も色々。
今年の冬至は、12月21日。
お風呂の中に柚子を2~3個入れるだけで、ゆずの皮に含まれる成分の芳香油、クエン酸、ビタミンCが、
冷え性や湯冷めを緩和してくれる。
寒い日は、リラックス効果のあるゆず風呂でゆずの香りを楽しみたい。
更新日時:2016.11.30(水) 22:30:19
7月ももう終わりですね。
夏休みに入り、小学生の頃を思い出すとラジオ体操とか、プールとか
一日中、何をするでもなく過ごし、終わり間近になると、夏休みの宿題や絵画や、工作、研究課題などに追われる日々。。。
直前でバタバタ、それは、今でも変わりませんが。。笑
うちの子どもは、水遊びが大好き!まだ、プールでは泳げないので、小さなプールに水をはって、出たり入ったり、ぴちゃぴちゃするのがお気に入りです。
大人になると、こんな暑い日は、涼しい家の中で過ごして、のんぴり手仕事なんかしたいな〜と思います。
なかなかそんな時間はなく、毎日があっという間に過ぎていくのですが、いつか庭に実のなる木を植えて、お菓子作りだったり、保存食作りだったり、楽しみたいというのが理想。
小さい頃、祖父母の家の庭は、大きな梅の木、柿の木、レモンの木、いちじくの木、山椒の木、近くの畑にもはっさくや金柑、キウイ、びわ、プラムなど、実のなる木がたくさんあり、それがあたり前だと思っていました。
今となると、庭が、果物の宝庫だったのだと感じます。
毎年、祖母は梅干しや、らっきょう、プラム酒にびわ酒、梅酒、干し柿など、手仕事が好きでした。毎日のご飯は、祖父専門でしたが、畑から採ってきた泥つきの新鮮な野菜を料理してくれました。
懐かしい思い出です。
今年は、完熟梅をいただいたので、梅ジャムを作りました。
夏の野菜や果物は、水分が多く、傷みやすいので保存がきくように少しだけ手をかけてあげます。
青じそは、しょうゆ漬けや塩漬けにしておくと、おにぎりに巻いたり、刻んでごはんに混ぜ込んだりと重宝します。
トマトも家族が食べないので、たくさんいただいたときは、低温のオーブンでセミドライトマトにしておけば、少しずつ食べたいときに楽しめます。
手仕事、保存食作りは、ちょっと時間がないし、大変と感じる方には、10分でできる、コンポートがおすすめ!
桃のコンポートやいちじくのコンポート、トマトやぶどう、なんでもコンポートにできます。
桃のコンポート
桃…2個 水…400cc ビートグラニュー糖…80g レモン汁…大さじ1
1.鍋に、分量の水とビートグラニュー糖、レモン汁を入れて煮立たせ、火を止める。
2.桃は、沸騰したお湯に皮ごと入れてすぐに氷水にあて、皮をむき、すぐに1の鍋に皮も一緒に入れる。(皮を入れることで液がきれいなピンク色になる)
3.再び、火にかけて沸騰したら弱火で約8〜10分煮る。そのまま粗熱を取る。
残った白ワインを使ったり、赤ワインを使ったり、りんごジュースでもおいしくできます。
バニラビーンズを入れると香りがとってもよくなりますよ。
コンポートにした残りの液は、冷してそのまま飲んだり、寒天と葛粉で固めてゼリーにしたり。
バットに移して冷凍庫に入れて、シャリシャリになるまで、1時間ごとに混ぜたら、きんきんに冷やしたグラスに入れて、おしゃれなグラニテのできあがり。
更新日時:2016.07.31(日) 15:59:54
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