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食のイベント

五穀豊穣を願う「西米良村神社大祭」

地区に一社。村人全員が神道の村。

八重地区をのぞいた村内7箇所、各地区に神社がある西米良村。村内に寺院はありません。明治の廃仏毀釈で撤去されて以降、この村の政は全てが神社で行われてきました。神楽は西米良の歴史には欠かせません。毎年12月の神社大祭は地区ごとに開かれます。高齢化や人口減で隔年開催になった地区もありますが、住民同士が協力し合い現在まで続いています。神棚にお供え物をして、五穀豊穣を願い、感謝し、神楽を舞う一夜。一年の終わりに開かれる一年で一番の祭りには、地区の人はもちろん、知人や観光客、誰でも参加させてもらうことが出来ます。場合によってはしし汁などの郷土料理が振る舞われることも。
*初穂料を気持ち程度包んでいきましょう

西米良神楽
西米良村で伝承されてきた神楽は、約500年以上も前、南北朝時代に公家武将が村へと落ちのびてきた際、京の舞を舞ったのが始まりと言われています。冷たく張りつめた空気の夜、静かな山里に、神楽のにぎやかな笛や太鼓の音色が響きます。人々が杯を酌み交わし、一年の労をねぎらう貴重な一夜です。神楽に使われる衣も道具も昔から代々受け継いできたもの。西米良村観光協会の阿部さんのお勧めは「夜中の2時くらいからの神楽」。神楽は、前半は神神楽(かみかぐら)、後半が民神楽(みんかぐら)の二部構成で、「ゆったりした前半に比べて後半はテンポもよくのりやすい」ので初めての人も楽しめそう。西米良村が誇る伝統文化を、肌で感じられる夜です。
語り部
西米良村には、古くから口頭伝承により民話が100以上も残っています。日本昔話でも有名な龍の淵(うるし兄弟)の話や、西米良村の精霊、カリコボーズの話、また落人伝説まで、村の歴史は語り部によって代々語り継がれてきました。現在、西米良村語り部の会が中心となって、カリコボーズの湯 ゆた〜と、で定期的に聞くこともできます。

インフォメーション

以下の大祭では、神楽に合わせて語り部も同日開催予定。

米良神社大祭
日時:12/14(土)~15(日)
時間:19:00~翌朝7:00(語り部は17:30~19:00頃)
場所:米良神社(語り部はおがわ作小屋村)
村所八幡神社大祭
日時:12/21(土)~22(日)
時間:19:00~翌朝7:00(語り部は15:00~16:30頃)
場所:村所公民館(語り部は西米良村保健センター)
※17:00からは友好都市岩手県遠野市の
「平倉神楽」が舞われます。

神社大祭、神楽、語り部に関してのお問い合わせ先: 西米良村観光協会(西米良村役場内)

TEL: 0983-36-1111 Mail: kankou@vill.nishimera.lg.jp WEB: http://www.nishimera.jp/

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