食旅スポット

光る川祝子川。川辺に佇む焼酎蔵のウッドデッキからの眺めは、眼前に柿色や明るい茶色までの色味をつけた朽葉色、その先に広がる風景に目を楽しませ心を豊かに彩ってくれます。その大自然が色濃く残る祝子川流域は神話として、神の子ホオリノミコト（山幸彦）の誕生を祝った神聖な川として語り継がれ、「祝子（ホウリ）」という地名となり今に伝えられていると言われます。
そんな心地良さの中、辺りを包み込んでいるやわらかな香り。畑からふんだんに収穫されたふくよかな芋が蒸され発酵タンクに仕込まれている最中です。佐藤焼酎製造場では、心の芯まで温まる旨い焼酎造りが最盛期を迎えております。
蔵見学可。土曜日・日曜日・祝祭日は要連絡。

鮎やなは、平成１３年環境省選定『かおり風景百選』認定。「鮎やな」とは、川をせき止めてその一部に流れ口を作り、産卵のために川を下る鮎が竹のすのこの上に落ちるのを獲る伝統的な漁法。毎年１０月から１２月にかけて市内を流れる五ヶ瀬川にかけられ、この季節の延岡の風物詩にもなっています。
市街地の近くに、「鮎やな」が作られるのは全国でも非常に珍しく、ここではその鮎やなでとれた鮎を、塩焼きや味噌焼きなどにして食べられます。鮎の塩焼き1尾・鮎のみそ焼き1尾・鮎せごし・鮎飯・赤だし・小鉢・なます、などがセットになった水郷やなセット（2500円〜）など鮎料理がフルコースで食べられます。

※電話番号は下記営業期間のみ利用可
■営業期間 ：10/1～12/1
■営業時間 ：11：00～22：00（ＬＯ21：00）
■交通アクセス ：タクシー　8～10分鮎やな

延岡名物破れ饅頭、鮎やな餅などを筆頭に市民に溶け込んだ老舗菓子店。２０１３年発売開始した玄米ポン菓子『彦力』は店内で製造、その香ばしい香りはお客さんを引きつけます。彦力は玄米を提供する祝子農園と共同開発。材料は、無農薬で栽培された玄米と天然塩のみで作られており、「こういうのが欲しかった」「安心して買えるものが増えて嬉しい」など早くも人気商品の仲間入りをした様子。
店内奥には「虎屋サロン」があり、イートインも可能。お店で販売している和・洋菓子を購入したあと、コーヒー・紅茶・緑茶・ソフトドリンク（無料）と一緒にゆっくり頂くことができます。サロンには書や絵画やハンドメイドの雑貨など地元作家の作品も２週間交代で展示されており、ゆったりした空気が流れます。

延岡インターから車で１０分、住宅地の一角に建つ。卵・乳・小麦を使わないお菓子の専門工房。「みんなで一緒にひとつのケーキが食べられる」ようにアレルギーの方はもちろん、授乳中の方、ヘルシー志向の方にもお勧めのケーキやお菓子を工房で製造・販売。こちらのお菓子は、植物性の材料（動物性はゼラチンのみ使用）しか使っていないとは思えないほど、ケーキや焼き菓子にコクや食感やしっかりとした甘さがあります。店内で販売されているカットケーキ５〜６種、焼き菓子はなくなり次第終了。デコレーションケーキは要予約。アーモンドやナッツ類の代わりに米粉を使ったケーキも可能。米粉は延岡市祝子農園の有機米粉を使用。

おいしさは素材のうまみから。「食材には食べ頃がある」をモットーに、料理に添えられている野菜は、自家菜園でとれたものを中心に旬野菜が味わえます。またシェフのお勧め『尾崎牛のステーキ』は長期間低温熟成したあと、マイナス６０℃で冷凍保存し、解凍に８時間をかけて提供されます（前日までの要予約）。お店ではこの『尾崎牛』のステーキ肉や、調理食材のインターネット販売も手がけており、11月半ばからはより充実した内容に拡大していく予定です。
また、ソースもハムも作れるものは全部手づくりで提供。スープやソースでは牛骨から丁寧にとった深いコクが味わえます。「当たり前のことを当たり前にやっているだけ」と児崎シェフ。

＊予約やパーティなどの貸し切りも多い為、
事前に確認してから行くのが確実