おいしい暮らし~暮らしを楽しむ料理と道具

増田萌子

宮崎市堀川町のマクロビオティックスイーツの専門店「Sweet mocomoco」スイートモコモコ主宰。
卵・乳製品・白砂糖を使わない、カラダにうれしい素材で作るお菓子教室やマクロビオティック料理教室を定期的に開催。
その他、商品開発や、レシピの企画、制作、監修など多岐にわたって活動中。

スーパーフード!?

今や、メディアで紹介された商品は、すぐにスーパーや色んなショップに陳列され、ネットでもすぐに完売するような時代。

少し、前にアサイーが流行ったと思えば、今度はスーパーフード(チアシード、マキベリーetc…)など、最近では、ココナッツオイルやココナッツミルクをどこに行っても見かけます。

何年か前に、イヌリンという女性ホルモンによく似た成分が含まれているごぼう茶が、本やテレビで紹介されたときには、ごぼう茶があちらこちらで売られていたのに、最近はあまり見かけなくなりました。

「カラダにいいもの」

を取り入れることは、とてもいいことですし、

なかなか完璧な食生活を送ることが難しい現代では、簡単に栄養価の高いものというものが求められるのは当たり前のことだと思います。

大事なのは、自分にあっているかどうかを知ること。

いくらいいとされている食べものでも自分の体質にあっていなければ、いい作用をしてくれません。

 

マクロビオティックでは、「陰」と「陽」のバランスを取ることを大切にしています。

カラダが、「陰」に傾きすぎても「陽」に傾きすぎてもよくないとされ、できるだけ「中庸」に近い食べものを摂ることをすすめています。

「陰」は、カラダを冷やし、「陽」はカラダを温めてくれる作用があります。

夏にできる野菜や果物は陰の性質を持っていますし、冬にできる野菜や果物は陽の性質を持っています。

同じものでも、温かい地域で育った物と寒い地域で育った物とでは、性質が変わってきます。

まだお腹の中にいたときにおかあさんが食べたもの、成長期、大人になってから、もっと言うと先祖がどんな食事をしてきたかで体質は変わってきます。

長い年月をかけてできた自分の体質を知るのは容易ではないので、「中庸」に近い食べものを日常的に摂るようにします。

そこで「中庸」に近い食べものとしては、

玄米、キャベツ、小松菜、大根、りんご、小豆、黒ごま、かぼちゃ、ひえ、粟、玉ねぎ、本葛、れんこん、にんじんetc...

がありますが、この中でも、私のすすめるスーパーフード(万能食材)をご紹介します。

「本葛」

葛まんじゅうや精進料理のごま豆腐、漢方薬の葛根湯(かっこんとう)にも使われる葛の根にはさまざまな薬効があります。

葛は、マメ科のツル性植物で、春から夏にツルが伸びて葉が繁り、秋になると根にデンプンを蓄えます。11月中旬頃から寒い冬の間に、葛の根を掘り、葛粉を製造します。

山に自生する葛の根からデンプンをとる作業は人手も時間もかかるため、本葛は、貴重で高価なものとされています。

漢方薬の葛根湯に使われる葛の根には、発汗作用や解熱、鎮痛作用などさまざまな効能があり、そんな葛の根からとって葛粉は、消化吸収が良いため、胃腸に負担をかけません。また、微量に含まれる有効性分が体のすべての機能を高めて血液をきれいにし、体を温めてくれる作用があります。

まさにスーパーフード。

そのままでは味のないように感じる葛粉ですが、様々な食材と組み合わせることで、独特の透明感やなめらかさが引き立ってきます。

葛湯や葛練りとして、片栗粉の変わりに、とろみづけに使用するなど葛粉の活用法はさまざま。

葛湯として、葛大さじ1に水1カップと塩ひとつまみを入れ、溶かしたら中火にかけて絶えずかき混ぜ、とろみがついてきたら弱火にし、透明になるまでかき混ぜながら煮ます。

葛練りは、葛粉50gに対して水1カップと塩ひとつまみ

葛練りに粒あんときなこをかければ、極上スイーツになります。

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更新日時:2015.06.02(火) 08:18:32

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