漁師町のとうちゃんとかあちゃんの話~日南市漁協女性部加工グループ~

松本千広

食べること、飲むことをこよなく愛す。
2002年、宮崎日日新聞社入社。
以来、編集局報道部(警察、県政、市政)や同社デジタル部門などを担当。
現在は、地方新聞社厳選のお取り寄せサイト「47CLUB(よんななくらぶ、http://www.47club.jp/)の担当として、宮崎県内の「よいもの、うまいもの」を全国に紹介するために奔走中。
宮崎県農業振興公社主催の「みやざき6次産業化チャレンジ塾」で「6次化推進プロデューサー育成コース」修了。

浜のハンサムウーマンにエールを!Vol.1 

「ありがとう」の言葉を相手に伝えるって、

本当は照れくさくって、結構、難しかったりします。

これまでの苦労話を自分自身で語るのも、何だか恥ずかしいし、

気後れしそう。

でも、大切な家族や仲間に「ありがとう」の言葉を伝えることなら

できそうな気がする―。

口下手な漁師のとうちゃんが、

精一杯の「ありがとう」の言葉をかあちゃんに贈ります。

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【「ありがとう」を贈るとうちゃん】 竹井 均さん たけい ひとし 1948(昭和21)年生まれ。高校卒業後、漁師の道に。心筋梗塞のため、船の上で亡くなった兄の後を28歳の頃に継ぐ。カツオ漁師。68歳。 【「ありがとう」を受け取るかあちゃん】 竹井 友子さん たけい ゆうこ 1947(昭和22)年、漁師一家の長女として生まれる。現在、日南市の漁協女性部加工グループ代表を務める「浜のハンサムウーマン」であり、2男1女の母。県外に住む孫にカツオの加工品を送り、「おばあちゃん、おいしい」と喜んでもらうのが何よりの楽しみ。67歳。

【とうちゃん】竹井 均(たけい ひとし)さん=写真・左= 1948(昭和21)年生まれ。高校卒業後、漁師の道に。心筋梗塞のため、船の上で亡くなった兄の後を28歳の頃に継ぐ。カツオ漁師。68歳。 【かあちゃん】竹井 友子(たけい ゆうこ)さん 1947(昭和22)年、漁師一家の長女として生まれる。現在、日南市の漁協女性部加工グループ代表を務める「浜のハンサムウーマン」であり、2男1女の母。県外に住む孫にカツオの加工品を送り、「おばあちゃん、おいしい」と喜んでもらうのが何よりの楽しみ。67歳。

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かあちゃんは、優しい面もあり、厳しい面もある人。

そして、辛抱強い人。

仕事柄、カツオの群れを追って

1年のうちに12月と1月の休漁期しか大堂津にいないから、

家に帰ると健康のこととか、食事のこととか、

いろいろと気を遣ってくれる。

漁師は船の上で寝る時も板っこ1枚の生活だし、

いつも危険と隣合わせの仕事。

「あそこが痛い」「ここが痛い」と

体がいうことをきかないことも多くてね。

俺のことを、いつも、いつも大切にしてくれて、

本当にありがたいと思ってる。

 

大堂津に帰って友子の顔をみると、やっぱり安心するし、

気心が知れているから落ち着くわ。

俺たちは地元の隣近所の幼馴染で、

俺が26歳、友子が25歳の時に結婚した。

優子は昔から優しくてべっぴんさん。

当時は俺が一方的に好きやったとじゃないやろうか。

どうやろうか。

 

結婚して4年目ぐらいのころ、漁師人生で一番厳しい時期があった。

それでも俺は大堂津を離れて船に乗らないといけないから、

友子は1人で家庭を切り盛りし続けてくれた。

電話で話そうにも、当たり前やけど海の上だと電波は届かんし、

話を聞いてやれるのも県外の港に寄港したときだけ。

それでも、友子から「辛い」という言葉を聞いたことは一度もない。

ほんと、俺は友子がいなかったら、どうなっていたのか分からんわ。

 

ただ、厳しい面もあってよ。

大堂津に帰ってきて居酒屋なんかに飲みに出掛けたり、

パチンコに行ったりすると「飲み過ぎ、やり過ぎはダメよ」って。

まあ、俺は好きだからやめられないけど笑

 

友子は、浜の人間である俺を、ずっと支えてきてくれた。

今の女性部の加工グループの取り組みも、

好きなこと、やりたいことをやっているんだから、

支えてやらんと、と思っている。

お歳暮の時期とか、友子の仕事が忙しくて帰りが遅いときなんかね、

俺が食器を洗ったり、洗濯物を取り込んだりして、協力するとよ。

友子が「辞めたい」と思うまでは、思う通りにやってほしい。

いつも、いつも、本当にありがとう。

 

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更新日時:2015.01.15(木) 14:19:24

ごあいさつ

皆さま、はじめまして!

このたび、宮崎の旬に出会える食旅メディア「in season」にて、

日南市漁協女性加工グループの皆さまをご紹介する

「漁師町のとうちゃんとかあちゃんの話」を

担当させていただくことになりました宮崎日日新聞社の松本千広です。

私は現在、地方新聞社厳選のお取り寄せサイト

「47CLUB(よんななくらぶ)、http://www.47club.jp/」の担当として、

宮崎の「よいもの、うまいもの」を全国に紹介するために日々、

県内をぐる~りと奔走しています。

このコラムでは、同グループのメンバーの方々や

その家族の皆さまにインタビューし、

「浜のハンサムウーマン」たちの横顔を

日南市大堂津の美しい風景とともにお伝えしていけたらと思っています。

記者時代にいただいた様々な素敵な出会いのおかげで、

宮崎の水産業は、個人的にも強い思い入れのある産業のひとつです。

いつか、水産業に携わる方々に恩返しをしたいと思っていましたので、

今回コラムのお話をいただいたときには、

関係者の皆さまに対する感謝の気持ちでいっぱいになりました。

これから今年3月までコラムを連載します。

どうぞよろしくお付き合いくださいませ♪

松本 千広

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更新日時:2015.01.13(火) 15:44:05

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