「私らしく生きる場所」

小畑佳奈子

2011年、宮崎の気候、人柄、食べ物の美味しさに惚れ込み移住。
マクロビオティックとの出会いをきっかけに、調理師免許を取得し料理講師として活動開始。
自身の心と体の変化をもとに「伝える」ことの重要性を感じ、宮崎の若手農家さんと一緒に、野菜の美味しさ・素晴らしさ・活用法を伝える活動に取り組んでいる。
「ナチュラルライフセラピーRian」も運営中。

無農薬の藁で作る納豆

納豆はお好きですか?本物の納豆を食べたことはありますか?

納豆というと、とても身近な食べ物だ。スーパーに行けば何種類もの納豆が並んでいる。だけど納豆がどうやって作られているのか知っている人は少ないかもしれない。その納豆を手作りしてみようとRainbowFarmの池ちゃんに声をかけ「オーガニック藁で作る本物の納豆ワークショップ」を開催した。

納豆菌は、自然界に存在する菌の一種。日本産の稲の藁1本に約1000万個の納豆菌が付着していると言われている。しかし、農薬を使って栽培された稲の藁はこの菌の数が大幅に減るのだとか…。納豆つくりで何が難しいかというと、この「無農薬栽培の藁」を手に入れることがとにかく難しいのではないだろうか。その藁がRainbowFarmには有る。池ちゃん、やるね!

先ずは大豆を茹でる。一晩水に漬けた大豆を柔らかくなるまで茹でる。もちろんこの大豆も無農薬。今季、RainbowFarmでは既に完売していたそうで同じく無農薬栽培している農家の知人に分けてもらったという大豆。

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これが茹でただけなのに甘くて美味しい。このままでもパクパクと食べれる美味しさ。

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そして、次に藁の煮沸消毒。納豆菌は120℃の熱まで耐えられる菌で、煮沸しただけでは死滅することはない。その為、煮沸消毒した際に他の菌はほぼなくなるので、納豆菌が繁殖しやすい藁床をつくる事が出来る。

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煮沸消毒した藁を一束手に取り、大豆を入れるための寝床を作る。この寝床つくりに個性が表れる。丁寧に綺麗に作れる人もいれば、太くてゴツゴツの不格好なモノまで…。「○○さんが作った納豆床が綺麗!」「○○くんのはすごい形(笑)」「これって納豆になるの?」など参加したみんなでワイワイと会話しながら作る。この時間がまた楽しい。

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煮沸した藁に茹でた大豆を詰める。納豆の仕込みはこれだけ。とてもシンプル。これを40℃前後に保温して24時間ほど待つ。保温の仕方は人それぞれ。コタツの中に入れる人もいればホットカーペットの上に置き、布団をかける人もいる。

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藁をかき分けて大豆のまわりに白い菌のようなものが付着し、糸を引き始めたら納豆としての第一歩。こうなりだすと、納豆独特の匂いもしてくる。この後、冷蔵庫で1日寝かせると納豆の完成。これが本物の納豆だ。市販されている納豆は納豆菌を培養し、茹でた大豆に添加して作られている。この、作り方の違いは味に大きな差が出る。本物の納豆は藁の香りも含み、タレなどを加えなくても十分に美味しい。古くは平安時代から食されていたという納豆。日本独特の食文化。納豆が苦手だという方にも、ぜひ一度この本物の納豆を食して頂きたい。その為にもこういう活動を続けていければと思っている。

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今回ワークショップに参加していただいた皆さん。本当に楽しそうに作って頂けた事に私自身もとても嬉しく思っている。この日の夜の私の寝顔は…「にやけていた」そうである。それだけ、私も楽しい納豆つくりだった。

RainbowFarm Facebookページ → https://www.facebook.com/happy.rainbowfarm?fref=ts

 

 

手作り納豆

【材料】

無農薬栽培の藁

大豆

【作り方】

①大豆を一晩水に漬け、柔らかくなるまで煮る。

②大鍋に大量の湯を沸かし、藁を湯につけ煮沸消毒する。

③藁を一束手に取り、半分に折り曲げる。

④3に藁の折り曲げ部分に茹でた大豆を詰める。

⑤大豆を藁で包み込み、端を2~3本取りした藁で結ぶ。

⑥40~50℃で24~48時間保温する。

⑦大豆の表面が白く変色し、糸を引き始めたら冷蔵庫で24時間保管する。

⑧藁から納豆を取り出し、完成。

※保温している際に低温が続くと他の菌が繁殖しやすくなります。カビなどが生えてしまった場合は廃棄してください。

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更新日時:2015.02.17(火) 01:26:43

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